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更年期障害の検査

更年期障害の診断は症状から判断されます。

 

診断するにあたって一番大切な点は、患者さんの症状が明らかに器質的な病気からおきている異常かどうかをはっきりさせることです。
そして症状の程度をつかむために、問診を行っていきます。

 

問診の中で代表的な検査の一つに、クッパーマンの更年期指数というものがあります。
これは更年期に見られる主な症状11項目について、その重症度を四段階で評価し、さらにそれぞれの症状に特定の重みづけ評点を乗じ加算して総合評点をもとめた指数です。
この検査は、必ずしもエストロゲン欠乏による更年期障害を評価するものではありませんので、更年期障害の診断を目的とするよりも、更年期障害の程度を判断するうえで使用されています。

 

また、SDSという、うつを判定する検査法も行われます。
20の質問から構成され、それぞれの自覚症状の種類と頻度をチェックしてもらい、各質問に点数を与えられ、それを総合した点数で判定します。

 

そのほか、血液検査で貧血の有無、肝臓機能障害の有無など診断や、骨量測定で骨粗鬆症の診断など、必要に応じた検査を行っていきます。

 

 

更年期障害と診断される基準

更年期障害と診断される基準は、まず更年期の女性であること、次にエストロゲンの欠乏にもとづく症状であるほてりや発汗、不眠が症状の中心を占めること、この2点に該当すれば更年期障害の可能性が濃厚です。

 

そして診断を確定するために、それぞれの専門医により血液検査をはじめ、症状に応じて胃カメラや心電図、大腸ファイバースコープ、エックス線撮影、CTなどの検査を行い、器質的な病気の有無を調べます。
更年期の診断には、患者さんの症状を引き起こす器質的な障害があるかどうかをはっきりさせることが重要なため、器質的病気を除外する目的の除外診断が必要になってくるのです。

 

つぎに、エストロゲンの欠乏にもとづく症状が中心でなくても、問診によってその存在を確認できるときは、更年期障害の可能性が高いと判断されます。
いっぽう、エストロゲンの欠乏症状が全くみられず、それ以外の症状が主な場合は、更年期障害以外の病気が疑われます。
それでも検査で異常がない場合は、自律神経失調症と診断されます。

 

更年期障害の典型的な症状と心配な症状

 

更年期障害は心身ともに症状が現れ、たいへん多彩です。

 

典型的な症状はほてり、のぼせ、発汗などの血管運動神経症状です。
これらは、エストロゲンが欠乏することによって現れる症状です。

 

そのほか、気分の不安定、イライラ、肩こり、手足のしびれ、関節痛なども更年期の女性には高い割合で発症していますが、更年期以降の女性にもしばしば見られる症状でもあります。

 

また、筋肉痛や下腹部痛、脱力感、無気力、頭痛、手足の冷え、めまい、耳鳴り、食欲不振、立ちくらみなども更年期の女性に見られる症状ですが、更年期前の女性にも現れる症状でもあります。

 

よって、更年期特有の症状とは考えられませんので、勝手に更年期障害だと決めつけるのは危険です。

 

きちんと他科の病気を調べて見る必要があるでしょう。
更年期障害は生活の質を落とすことがあっても、生命を脅かすものではありません。
しかし、年齢を重ねるにつれ、体は衰え始めますので、更年期障害だけに関わらず、ある年齢を過ぎたら、定期的な健康診断を受けるべきです。

DHEA補充療法について

40代頃から、これまでスムーズに分泌されていた様々なホルモンは分泌が減少してバランスを取ることができなくなってしまいます。
DHEAもまた、同じ状態にあります。

 

DHEAとはデヒドロエピアンドロステロンの略で、主に副腎皮質や生殖腺で分泌されているホルモンのひとつです。
DHEAは男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンのもととなるステロイドホルモンで、分泌されると血液を介して各細胞に浸透してテストステロンやエストロゲンに変換されるようになっています。

 

海外では気分を快活にする効果がある健康食品として販売されていますが、若返りホルモンとして使用している人もいます。
日本でもホルモンバランスを整えて、心身のバランスを取ったり、更年期に起こる症状や状態の改善・予防、アンチエイジングや性機能改善などの治療に用いられることがあります。

 

さらには、糖代謝異常や動脈硬化、肥満、骨密度などの改善にも効果が認められています。

HRT補充療法について

HRT補充療法はホルモン補充療法のひとつです。

 

女性は閉経の前後で卵巣から分泌されているエストロゲンという女性ホルモンの量が急激に減少するようになります。
これによって、からだが変化に対応することができなくなり、心身にさまざまな悪影響を与えるようになります。
これが一般的に言われる更年期障害です。

 

HRT補充療法では、更年期障害の原因となるエストロゲンを補充することによって、引き起こされる急激なからだの変化を緩やかにすることを目的としています。
ホルモンバランスの変化によって起こりやすいのは、自律神経に関連したホットフラッシュや動悸のほか、性機能低下による萎縮性膣炎や性交痛、おりものの状態、皮膚の乾燥やかゆみ、骨粗しょう症などの症状改善が期待できます。

 

HRT補充療法には、飲み薬、貼り薬、塗り薬の3種類があります。
どのタイプを使用するかは、それぞれの特徴と、使用する人の生活環境や体質などによって選択することができます。

更年期の異常な眠気を改善する3つの方法

更年期による異常な眠気を改善するには、乱れている自律神経を整える事が有効です。

自律神経の乱れの原因になる加齢によって減った女性ホルモンの分泌量を増やし女性ホルモンのバランスを整えることです。
こういった症状の場合は婦人科に行くのが一番です。

 

女性ホルモンのバランスを整える方法には大きく3つあります。

@ホルモン補充療法で女性ホルモン(ピル)を服用する。
A女性ホルモンに似た植物性エストロゲンをを服用する。
B女性ホルモンを促す物質を服用することで自らの女性ホルモン量を増やす。

 

この3つの方法の中で一番効果的なのは、@のホルモン補充療法です。
自ら分泌できなくなった女性ホルモンそのものを薬で補充するのですから、その効果は歴然です。

 

 

ピルの前に更年期サプリがおすすめの理由

病院での更年期の治療に多く処方されているのが低用量ピルです。
低用量ピルと言うと避妊のイメージが強く、また、日本では副作用の心配を良く耳にします。

 

確かにピルが開発された当時は、ホルモンの量が多く副作用が起こりやすい状態でした。
しかし改良を重ねて、開発された低用量ピルはホルモンの量が調整され副作用のリスクが大幅に低くなってきています。

 

しかし服用開始1〜2ヶ月はからだがピルに慣れていないため、吐気、倦怠感、不正出血、頭痛、乳房のハリなどの副作用がみられることがあります。

 

これらの症状の多くは時間の経過と共に軽減していきます。
ピルの副作用として太ることを気にする人もいますが、体調改善によって食欲が増すということはあるようです。

 

そんなピルですが、更年期サプリより格段に効果が高いのは間違いありません。

 

また、ピルに含まれるエストロゲンには血液を固める作用があることから血栓症のリスクがあるといわれています。
これらのリスクのある人は、喫煙や肥満、中等度以上の高血圧、血栓にともなう病状のある人、乳がんや子宮がんなどエストロゲン依存症のがんなどの症状がある場合には病状を悪化させたり、重篤な症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

 

効果が高いけど、副作用もあるピルで更年期の症状を改善する前に更年期サプリでもあなたの症状は改善できるかもしれません。
安易に薬剤に頼らず、まずは更年期サプリから始めるという選択もありです。

 

エクオールサプリなど女性ホルモン摂取に関わる誤解

エクオールサプリのような植物性女性ホルモンを摂取する際に心配な声として上がるのが乳がんの発症を助長するのではないか?という不安です。

 

これは、植物性とはいえ、エクオールやプエラリアやザクロのように女性ホルモンに似た働きをする成分には必ずある不安です。
しかし、実際は、エクオールを過剰摂取しても乳癌のリスクが高まるようなケースはありません。

 

それは、エクオールが持っている「抗エストロゲン作用」があるからです。

 

「抗エストロゲン作用」とは過剰なエストロゲンのはたらきを抑える働きです。

 

つまり、乳がんの原因になるエストロゲンの過剰分泌を抑える働きがあり、エクオールには乳がんの原因どころか乳ガンの予防効果があるのです。